Pickup08 フライングスコッツマン
30周年を迎えた2018年夏、移転オープン
イギリス最古の旅客列車「フライングスコッツマン」にあやかり、長く続きますようにとの願いを込めて1988年7月、大街道で創業した喫茶店。汽車をイメージした店内で芳醇なコーヒーをいただく。そんな大人たちのオアシスとして長らく愛されてきましたが、30年という節目を迎えた2018年7月、通りの反対側に移転し、リフレッシュオープン。新たな時を刻み始めました。
移転前のレトロな雰囲気を踏襲し、1階は奥行きのある空間に渋さのあるカウンターとテーブル席をしつらえています。30年という年月を大街道とともに歩んできたということもあり常連客の多い店ですが、大街道の通りに面したカウンターは開放感があり、お一人様もふらりと気軽に利用できます。
一方、2階には客車をイメージしたボックス席とカウンター、さらに通りに面したテラス席があります。気候のいい時期にはテラス席で街を見下ろしながらゆっくりコーヒータイムもおすすめです。
フライングスコッツマンでは、創業以来、コーヒー専門店としてサイフォンで淹れたコーヒーを提供しています。新鮮な豆を挽き、サイフォンでじっくり抽出した香り高い一杯は豊かなひとときへの切符のよう。そんなコーヒーのおともには、創業時からの看板メニュー「プレーンホットケーキ」を。注文を受けてから焼き上げるホットケーキは、3cmもの厚みにまず驚かされます。生地にハチミツを加えることでふんわり食感とやさしい甘さに仕上げており、コーヒーとの相性抜群です。「プレーンホットケーキ」はダブル(2枚)で700円、シングルは400円。
モーニング&ランチを8時30分から14時まで実施しており、トーストやホットサンド、ホッとドドッグなどにサラダ、ゆで卵がついたセットがドリンク+100〜150円で味わえます。朝食はもちろん、14時までやっているのでブランチがわりに利用されるお客様も多いそう。
さらにとんかつサンドやハンバーグサンドクラブハウスサンドなど食べ応えのあるグランドメニューも種類豊富で、朝、昼、夜…どの時間、シーンにも合わせた使い方ができるのが嬉しいですね。
「移転リニューアルしてから、常連のお客様はもちろん、学生さんやOLさんなど若い世代のお客様も足を運んでくださることが増えました。大街道でのショッピング途中の休憩や待ち合わせ、読書などホッと一息つきたいとき、気軽に立ち寄れるような心のオアシスを目指しています」と店長。
流行りのカフェとは一線を画す、落ち着きのある佇まいの「フライングスコッツマン」。30年来守り続けているその雰囲気が老若男女に愛され、今日まで根強い人気を誇る秘密かもしれません。